2016年7月23日土曜日

電力小売営業指針の改訂版、様々な事業者の多様な参入に対応




弁理士 佐成 重範 GoogleYahoo検索 SANARI PATENT



電力小売営業の全面自由化を活用することは、スマートコミュニティの構築など生活と産業の機能高度化とコスト合理化のため重要だが、SANARI PATENTに着信した経済産業省発メール(担当・資源エネルギー庁電力ガス事業部電力市場整備室)によれば経済産業省は此のたび「電力の小売営業に関する指針」を改訂し、電力小売サービスの多様化複雑化に対処する。例えば、電力小売の全面自由化後は、電気と他の商品・役務のセット販売など、多様なサービスを提供する事業者が増えることが想定され、セット販売時の料金・セット割引の明確な表示、需要家が新たな需要場所に入居する際の小売供給契約の申込に対する適切な対応、スイッチングの際の旧小売供給契約に関する解除および違約金の適切な説明、高圧一括受電や需要家代理モデルにおける適切な説明、セット販売に関する複数の契約の契約期間が異なる場合の、解除の条件についての適切な説明などが必要である。今次改訂指針は、46ページに及ぶ詳細明示で、経済産業省の懇切な配意が示されているが、電力小売営業の動向および生活と産業の動態に即応して、適時改訂を予定している。

佐成重範弁理士所見→いわば積極的規制として、関係事業者による自主的な取組を促す指針を示すものであり、特に今次改訂で「望ましい行為」が追加され、詳細明示されたことが評価される。

(記事訂正のご要求は sanaripat@gmail.com に御送信下さい。発信者不明のコメントは辞退します)

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム