2015年12月9日水曜日

各総合商社の個性発揮、丸紅の資産優良化事業




独社から買収、米社と共に売上高・買収時の10倍超達成;ヘレナ事業

弁理士 佐成 重範 GoogleYahoo検索 SANARI PATENT

(知財戦略他サイト http://bit.ly/dfBR7g

日本の「総合商社」が、先進国中でも特異な先導的総合調整的金融的な機能を果たしてきたとの評価は既に長年にわたるが、資源・非資源の比重の相違などから、総合商社間にも様相の差が著しい折柄、丸紅の中間報告が届いた。丸紅は「資源分野は丸紅収益への影響が大きい石油・ガスや銅の価格が大きく下落したことによって、利益水準が200億円ほど落ち込んだが、非資源分野は円安の追い風もあり、逆に200億円ほど収益を伸ばした」として合わせてトントンの数字を示す一方、独自の企業行動として、「保有資産の優良化」の実績を、「ヘレナ事業「によって説明している。「丸紅は今年4月、従来から農業資材を販売してきた米国のヘレナケミカル社を母体とするヘレナ事業本部を設立した。ヘレナケミカル社は丸紅による買収後に大きな成長を遂げ、丸紅の農業関連ビジネスの基盤として重要な役割を担っている」と前置きして、全米第2位の農業資材ディストリビュータに至ったその資産価値著増の10年余にわたる経緯を詳述している。

成重範弁理士所見→企業価値増大の様々な態様において、大総合商社のみがなし得る独自モデルを丸紅が例示したと考える。
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