わが国ガラス産業の国内出荷減少、新興国需要著増
自動車ガラス、カーテンウォール製品輸入増加
佐成 重範 Google,Yahoo! 検索 SANARI PATENT
SANARI PATENTに着信した経済産業省発メール(担当・製造産業局
住宅産業窯業建材課)によれば経済産業省は、産業競争力強化法
に基づく調査報告として、板ガラスの市場構造に関する報告をま
とめた(2015-06-26)。わが国板ガラスメーカーは、グローバル市
場において主要プレーヤーだが、建築用ガラスはコモディティー
化し、ローカルメーカーとの競争が激化。自動車用ガラスは、高
い品質と機能への要求が参入障壁となって、わが国メーカーが高
いシェアを保持している。すなわち、板ガラスの世界シェ(2013年
)は、旭硝子7.8%、日本板硝子6.6%に、フランスのサンゴバン6.0%
、米国のガーディア5.7%が次ぐ。自動車ガラスの世界シェア(同)
は、旭硝子22%、中国のFuyaoの20%、日本板硝子の19%、サンゴバ
ン・セントラル硝子の16%が次ぐ。このような構造のもとでガラス
産業の市場動向は、国内市場においては1990年をピークに減少し
、2014年は1990年比で約4割減。稼働率約5割に。自動車用ガラ
スや、カーテンウォール等の製品での輸入は増加。海外市場は、
新興国の需要が大きく増加。
SANARI PATENT所見→中国が、世界全体のガラス生産能力の約6割
を占め、供給過剰の状態で、輸出超過傾向が拡大していることが
注目される。
(訂正のご要求は sanaripat@gmail.com にご送信ください)
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