2015年6月24日水曜日

各生産拠点と密着した研究開発体制、ジャパンディスプレイ


イノベーションビークルの商品化直結新製品開発体制

佐成 重範 Google,Yahoo! 検索 SANARI PATENT

ジャパンディスプレイの年度報告が届いた。中小型液晶パネルで

世界首位級、管制ファンド傘下で日立・東芝・ソニーの事業を統

合し発足と特色付けられているが(会社四季報)、更に、ジャパン

ディスプレイが15%出資し、産業革新機構・ソニーおよびパナソニ

ックと共同で(株)JOLEDを設立し、国内の有機ELディスプレイパネ

ル技術とリソースを結集して、有機ELディスプレイ分野における

リーディングカンパニーになることを目指し、2015年からその事

業を開始している。2015年3月期の中小型ディスプレイ市場は、

スマホ市場の拡大により大きく伸長し、特にアップルのiPhone新

機種や中国のスマホメーカーの旗艦モデルが超精細ディスプレイ

を搭載したことにより、低温ポリシリコンディスプレイの需要が

大幅に増加し、ジャパンディスプレイの総売上高は25.2%の大幅増

を示した。ジャパンディスプレイは、いわゆる研究所を保有せず

、各生産拠点と密着した研究開発体制を敷いており、市場動向や

ニーズを捉えたテーマを選択して、2~3年後を見据えてスピ-

ディーに商品化を実現していることは、誇るべき特色として注目

される。
SANARI PATENT所見→ジャパンディスプレイがディスプレイの新た

な可能性にチャレンジし、表示力と表現力の追求、超低消費電力

への挑戦、ナチュラルな操作感の更なる追求、グラムゼロの薄型

軽量をテーマに技術革新に取組んでいることは、経済産業省政策

を反映する産業革新機構の出資を価値高いものする成果を産出し

、国策の出番を評価する契機としても、高評価したい。
(訂正のご要求は sanaripat@gmail.com にご送信ください)

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム