各生産拠点と密着した研究開発体制、ジャパンディスプレイ
イノベーションビークルの商品化直結新製品開発体制
佐成 重範 Google,Yahoo! 検索 SANARI PATENT
ジャパンディスプレイの年度報告が届いた。中小型液晶パネルで
世界首位級、管制ファンド傘下で日立・東芝・ソニーの事業を統
合し発足と特色付けられているが(会社四季報)、更に、ジャパン
ディスプレイが15%出資し、産業革新機構・ソニーおよびパナソニ
ックと共同で(株)JOLEDを設立し、国内の有機ELディスプレイパネ
ル技術とリソースを結集して、有機ELディスプレイ分野における
リーディングカンパニーになることを目指し、2015年からその事
業を開始している。2015年3月期の中小型ディスプレイ市場は、
スマホ市場の拡大により大きく伸長し、特にアップルのiPhone新
機種や中国のスマホメーカーの旗艦モデルが超精細ディスプレイ
を搭載したことにより、低温ポリシリコンディスプレイの需要が
大幅に増加し、ジャパンディスプレイの総売上高は25.2%の大幅増
を示した。ジャパンディスプレイは、いわゆる研究所を保有せず
、各生産拠点と密着した研究開発体制を敷いており、市場動向や
ニーズを捉えたテーマを選択して、2~3年後を見据えてスピ-
ディーに商品化を実現していることは、誇るべき特色として注目
される。
SANARI PATENT所見→ジャパンディスプレイがディスプレイの新た
な可能性にチャレンジし、表示力と表現力の追求、超低消費電力
への挑戦、ナチュラルな操作感の更なる追求、グラムゼロの薄型
軽量をテーマに技術革新に取組んでいることは、経済産業省政策
を反映する産業革新機構の出資を価値高いものする成果を産出し
、国策の出番を評価する契機としても、高評価したい。
(訂正のご要求は sanaripat@gmail.com にご送信ください)
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