2015年5月11日月曜日

カセロネス銅山の今夏フル稼動予定など、三井金属の新年度トッ ピクス


三井金属、今日開催の会社説明会トピックス、触媒・銅箔リサイ

クル精錬・自動車機器など

弁理士 佐成 重範  Google検索 SANARI PATENT

三井金属(登記は三井金属鉱業)は今日(2015-05-11)開催した会

社説明会で、2015年度トピックスを重点的に説明し、期待を高め

た模様である。関連して三井金属株は今日、値上がり率上位銘柄

の最高域で328円、前日289円の13.5%高、年初来安値245円の33.9%

高に及んだ。新年度トピックスとして先ずカセロネス銅山につい

ては「今夏、フル稼働を予定していること」、触媒については「

三井金属・初の四輪車用排ガス浄化触媒製造会社である米国ケン

タッキーのMKCAが、計画通りに今年7月に量産開始予定で、2016

年度から収益に貢献し、二輪車用触媒については、特にインドと

インドネシアでの成長が見込まれること」、銅箔については「マ

イクロシンを始めとする高機能銅箔が引き続き収益を牽引するこ

と、アジアでは通信機器向けやFPC向けの動向がカギを握ること」

、リサイクル精錬については「亜鉛のコストダウンを酸化鉱比率

の向上・コークス代節減・有利原料処理で実現し、溶融キルン処

理量増は1万2000トンを達成し、竹原・神岡・上海での増処理を

リサイクル原料・錫やビスマス等の回収増で達成予定」、自動車

機器については「新年度にコストダウンを加重し、増益を実現す

ると共に、日系自動車メーカーの伸びや、拡販効果が望める2016

年度以降の成長に期待すること」などを述べている。
SANARI PATENT所見→資源価格相場や為替変動による業績影響も著

しい業態ではあるが、必須物資・戦略物資の確保を、着実な企業

努力をもって達成しつつあることが好感されている。
(訂正のご要求は sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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