食品安全性の3つの新課題、機能性食品・ジビエ・飼料米
「安全性」とは何か、基本的に明確化の緊要性
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
食品の安全性は恒久の課題だが、具体的に何が問題か、国内国際
諸情勢諸環境の変革に伴い変動する。先ず「機能性食品」につい
ては、消費者庁が、「機能性表示食品」として届出受理された商
品のうちにも、トクホ(特定保健用食品)の審査過程で、安全性
が確認できないと指摘された成分を用いる商品があることを受け
て、安全性・機能性が科学的根拠に基づかないことが明らかにな
った場合は機能性表示食品として販売してはならず、届出の撤回
を求めることもある、と言明した。習慣病治療のために食生活の
革新が重要とされ、茸類が医学者により勧奨されているが、例え
ば内臓脂肪減少の作用が示されていても、安全性に疑義ありとさ
れるのは、「毒茸」の毒性の連想もあろう。最近、地方創出熱も
あって大流行になりつつある「鹿・猪・海豹など、農水産業への
加害等の理由で、捕獲と食用とが一挙両得とされ「ジビエ」とい
うフランス語(鹿)まで汎用日本語化して地域新食品としながら
も、その安全性を危惧しながらの模様だから、早急に論点を明確
にすべきである。更に、わが国内の米の食用が減退して、農林水
産省は、米を飼料用に増産するよう求めているが、遺伝子組換技
術依存も必至であり、間接的安全性の究明・明示が行政の在り方
であろう。
SANARI PATENT所見→食品薬品安全センタ秦野研究所のよな、信頼
性高い機構の活動拡充を、積極的に政策起動すべきである。
(訂正のご要求等は sanaripat@gmail.com にご送信ください)
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