2014年12月7日日曜日

海外比率9割に近づくグローバル巨大舞台の日揮、超繁忙需要に「ハイブリッド契約」


弁理士 佐成 重範  Google・Yahoo検索 SANARI PATENT
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国内市場の規模が限定的で、グローバル市場は展開のエネルギーが漲るわが国代表的企業、日揮の中間報告が届いた。既に日揮は「総合エンジニアリング首位。海外各地で石油、化学、天然ガス関連のブランド建設を手掛ける。海外比率83%。配当性向25%」と特色付けられ(会社四季報)、「超大型の豪州イクシスLNG施設が工事佳境に。マレーシアLNG、中東ガス処理、ベトナム製油所など世界各地で大型工事が進捗。好採算案件で会社計画超の営業利益」(同)と高評価されている。受注も「超繁忙。ロシア・ヤマルのLNGプラント建設を共同受注。6月末の受注残は2兆円の大台を突破。LNG施設を中心として海外大型プロジェクトが目白押しで、要員確保が課題」(同)という海外活況ぶりを呈している。最近の石油価格低下に関連して採算性が論議されているシェールガスも、その国際的重要性は不変であり、従って日揮の今次報告は、「新興国の人口増加と経済発展によるエネルギー増加を背景としてメジャーオイルや資源国の国営石油会社により中小企業に
より、中東・東南アジア・北米等で設備投資が継続される」と予想すると共に、「特に北米地域では、シェールガスを原料とするLNGプロジェクトやガス化学プロジェクト等が多数計画されており(SANARI PATENT注:従って、わが国内の石油化学工業の在り方に直結する)、それら個々のプロジェクトは従来に比し金額規模が大きく、また、ロシアや東アフリカ等においても複数の大型LNGプロジェクトが計画されている」と、需要の繁忙を認識し、経営面からの対応として、「金額規模の大きさの起因するリスクの低減の観点から、これまでの高い利益率を求める一括請負型契約ではなく、実費償還型契約と一括請負型契約を含むハイブリッド契約となる見込み」と、ビジネスメソッドのイノベーションによる利益率確保」を明言している。
佐成重範弁理士所見→貿易保険の活用も容易であるよう、国策の強化をもって、海外大型プロジェクトの積極的獲得を支援すべきである。
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