エチレン・プロピレンなど石油化学工業の厳しい市場構造
弁理士 佐成重範 Google検索・SANARI PATENT(知財戦略研究)
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先進国のみならず産油国など新興国が自国生産石油製品の高付加価値化を追求して石油化学の一次二次製品と高度化を達成するに伴い、特に、北米の安価なシェールガス由来の化学製品のアジア市場への流入や、中国の石炭化学の増産など、わが国の石油化学産業びとって、厳しい情勢となったが、SANARI PATENTに着信した経済産業省発メール(担当・製造産業局化学課)によれば経済産業省は、「石油化学産業の市場構造に関する調査報告」を発表した(2014-11-07)。その要旨は、「わが国の石油化学産業は、生産量を減少し、近い将来に設備の集約や事業の再編が必要になるなど、石油化学産業の課題と取組の方向性を示す」ものである。経済産業省としては、産業競争力強化法に基づき、事業者による事業再編の実施円滑化のため必要と認めるときは、商品もしくは役務の需給の動向または各事業分野が過剰供給構造に在るか否か、その他の市場構造を調査し、その結果を発表」して、その業界事業者の措置を促す職責を有するから、今次発表に至ったが、既にわが国石油化学企業の自発的動向も見られるところである。
SANARI PATENT所見→佐成重範弁理士は昭和27年から29年にわたって経済産業省軽工業局有機化学課総務班長を務め、岩国の興亜石油精製工場に付帯するわが国初の石油化学工場新設計画などに接したが、その後のエネルギー革命と並行して、エチレン・プロピレンなどの成型加工品や高度誘導製品の続出がわが国経済の高度成長をもたらしたことを回想し、今次変革の方向性がわが国経済の新たな成長に直結することを切望する。
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