2014年9月15日月曜日

「新ブランド再構築2014」の伊藤忠商事、付加価値創造・経営資源の蓄積と高度化・資産戦略の新ビジネスモデル


弁理士 佐成重範 Google検索・SANARI PATENT(企業の知財戦略研究)
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伊藤忠商事のアニュアルレポート2014が野村IRの紹介で届いた。日本独自の総合商社機能もグローバル情勢の変転と共に変転し、伊藤忠商事も、「総合商社である伊藤忠商事の伝統的な事業展開は、商流の中間に位置し、需要と供給を繋げるトレードを中心としたが、やがて、製造業が自身で海外展開を行うようになり、トレードを軸としつつ事業投資を活用しながら主体的にビジネスや商流そのものを創造する事業展開に変化し、現在も、面的・連鎖的にビジネスを創造する事業展開へと進化し続けている」と事業背景の進化を概説した上で、伊藤忠商事のトレード・投資収益最大化のため、新ビジネスモデルの柱として、「付加価値の創造」(ブランドマネジメントによるビジネスイニシアチブの獲得・ニーズ発掘と新機能提供のコーディネーション・伝統的および新たな商社機能の総合・人材派遣など経営ノウハウの活用)と「資産戦略」(生活消費関連分野と基礎産業分野へ重点投資・リスク総量管理と投資効率評価による個別案件リスク管理)を両輪として、企業内外の経営資源蓄積と高度化を進め活用する。
佐成重範弁理士所見→総合商社機能進化の一般論と、伊藤忠商事独自性の発揮の具体性の両面から体系的に説明している。経営学者や経営評論家も必読の資料である。
(訂正のご要求は sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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