2014年9月6日土曜日

アジア新興国における縫製機器事業が前期比10.3%の著増、JUKIの増収増益報告


弁理士 佐成重範 Google検索・SANARI PATENT(企業の知財戦略研究)
C Site: http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog
R Site: http://plaza.rakuten.co.jp/manepat
Twitter: http://twitter.com/sanaripat
増収増益のJUKI・中間報告が届いた。既にJUKIは「アパレル向け工業用ミシン世界一位。アジアで強い。家庭用は3位。チップマウンター(SANARI PATENT注・電子部品をプリント基板に配置する装置)が第三の柱」と特色付けられ(会社四季報)、「縫製機器はアパレル向けが新興国で順調に増加。自動車・シューズなどノンアパレルも4割増。マウンターや自動機器など産業装置も増勢。これら増産と合理化とで、ソニーとの事業統合費用などを吸収し、連続して営業増益」と高評価されている(同)。加えて「ソニーとの合弁が3月に始動し、産業装置に加えて検査機や印刷機などのラインナップを拡充。新顧客を開拓。精密加工や精密鋳造のノウハウを活かして受注加工も拡大へ」(同)と業容拡大に積極的取組を見せている。今次報告においてもJUKI清原 晃代取は「
下期については、未攻略・未開拓市場における顧客づくりと収益増強を更に徹底していく。縫製機器事業においては、引き続き、成長するアジアの新興国地域を中心にマーケット戦略を強化し顧客増強に努めると共に、コストダウンおよび、ノンアパレルなど高利益率知品の販売を拡大する。産業装置事業においては、ソニーグループとの事業統合効果の早期実現に向けて、統合による新製品の拡大を軸に、ラインソリューション営業への取組を積極的に展開する(SANARI PATENT要約)」と述べている。
佐成重範弁理士所見→既に海外比率84%の国際企業だが、アパレル産業において、生産地が中国からアジア新興
国全域にシフトを拡大し、縫製機器事業全体の売上高が前年同期比1割を超える増加実績を示したことは、アベノミクス政権も高評価するところであろう。
(訂正のご要求は sanaripat@gmail.com にご送信ください)

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム