2014年6月11日水曜日

先端医療機器のニプロ、混合診療拡充や国内外の透析機器や後発医薬品需要増で発展加速と見る


弁理士 佐成重範 Google検索 SANARI PATENT(企業の知財戦略研究)
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ニプロの株主総会招集通知が届いた。医療機器関連事業の売上高が2442億円(構成比81.2%)で前年度比27.8%の著増。医薬品関連事業も14.2%の増だが、「医療機器営業部門と医薬品営業部門の総合メディカル企業として相乗効果を追求した」と説明している。特に「植込み型補助人工心臓」の新開発品販売が好調に推移し、従来から販売している対外設置型補助人工心臓を含めた心臓外科関連製品が売上高・利益共に大きく伸長し、透析関連機器が透析関連医薬品と共に順調に推移し、かつ、政府の後発品促進政策に伴う診療報酬改定を勘案した急性期入院医療費の包括支払方式対象病院・調剤薬局での後発医薬品への切り替えが進み、経口・外用剤を中心に新規採用が増加し、ニプロの売上高が順調に推移している。
佐成重範弁理士所見→安倍総理大臣が慶応病院において医師達に「混合診療」への保険適用の新政策を国家戦略の一つの柱として説明している模様を、昨深夜のWBSが放映していたが、有能かつ設備体制も整った慶応病院等を新混合医療制度の実施機構として、先進医療の開発適用を推進することが、わが国の国際的地位を高めることも疑いない。それはまた先進医療機器の需要増によりニプロの発展を加速することも明白である。わが国の健康保険制度が、患者負担率において低位なこともあって、後発医薬品の普及は国際的に低位、従って、医療費の増高を齎しているから、安倍内閣によるその是正は重要だが、ニプロは、医薬品関連事業として、従来の受託製造のほか、開発受託、高付加価値化の支援など多様な受託サービスを提供してきたから、この国家戦略にも即応して発展を加速すると考える。人口腎臓などの透析関連製品や血糖値測定機器は、海外の社会変動をも反映して海外需要が増大しており、国際的にもニプロの寄与と発展が期待かつ予測される。
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