2014年5月26日月曜日

ITアウトソーシングのトランスコスモス、中国市場向け事業も活況


弁理士 佐成重範 Google検索 SANARI PATENT(企業の知財戦略研究)
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野村IRの紹介でトランスコスモス(東証一部)の資料が届いた。ITベンチャーの大成功企業と目すべきだが、業歴も29年、業界・民間にIT普及の現代史と軌を一にしている。既に、「コールセンター、デジタルマーケティング主軸のアウトソーシングビジネス大手。中国・韓国にも展開」と特色付けられ(会社四季報)、「高水準。通販の戦線拡大に加えて好採算のコールセンターが復調。デジタルマーケも伸びる。2015-3期はコールセンタが堅調。デジタルマーケ続伸。営業益高水準」と高評価されている(同)。加えて「電子商取引などのネット業者向けに、顧客のリピータ率向上を支援するサービスを開始。緊急事態発生時に最短一日で緊急コールセンタを開設するサービスも始動」(同)するから、もっぱら知財の発揮を取り柄として国家再生戦略を遂げようとするわが国の将来を担う中核業態と目すべきである。従って今次資料の内容も広汎な分野にわたるが、ここには、当面の重要課題である「中国市場向けサービス」について観ると、「中国で事業を展開する顧客企業に、中国向けの電子商取引ワンストップサービス、コールセンタサービス、デジタルマーケティングサービス、ITアウトソーシングサービスを提供します」と謳い、不透明な中国事情に困惑しつつ、この巨大市場に挑む日本企業が渇望する適切なアウトソーシングサービスとして、まさに適合すると言えよう。
佐成重範弁理士所見→いわゆるグローバル人材の養成を緊急とする日本再生戦略だが、アセアンの各国言語独立性(欧米諸国言語との顕著な相異)ひとつを考えても、トランスコスモスのようなアウトソーシングビジネス(多言語にも即応)の高度活用を、最現実的な戦略と考えるべきである。
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