2014年2月11日火曜日

「素材の表面技術」を展開する日本パーカライジング


弁理士 佐成重範 Google検索 SANARI PATENT
金属表面処理技術でわが国首位(会社四季報)の日本パーカライジングは、今年創業86周年を迎えるが、同社・里見多一社長は、「創業者が、資源愛護技術として、金属を腐食と劣化から守る技術の提供を業として世界でトップクラスの技術を持つに至ったが、更に進んで、素材の表面改質という視点から技術開発している」旨を強調している。具体的には、油なしで成形する加工性、汚れが見えない耐指紋性などの機能を付与し、かつ、6価クロムなどの環境負荷物質を使用しない金属表面改質技術である。家電、自動車、建材、食缶などの亜鉛鍍金鋼板、亜鉛・アルミニウム鍍金鋼板、錫鍍金鋼板など様々な用途において、最適環境対応型の多機能表面処理を普遍化しつつある。関連して日本パーカライジング株が咋年初来高値を更新して2419円に達し(2014-02-10高値)、咋9月安値1841円の31.4%高に及んだ。
金属の塑性加工についても日本パーカライジングは、材料ロスが少なく、省エネの冷間塑性加工用潤滑剤などを研究開発し、更に先端分野を追究して、電子回路やLEDから発生する熱の高速処理、モータやコイルの磁気的・電気的特性を高める絶縁材料等々の開発に及んでいる。
佐成重範弁理士所見→日本パーカライジングは、タイ・中国・ベトナム・米国と、相次ぐ熱処理炉増設なども活発で、海外比率4割を超えて、わが国成長戦略に寄与を期待する。
(訂正のご要求は sanaripat@gmail.com mail下さい)



0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム