2013年10月31日木曜日

精密モータの日本電産、超小型モータから超大型モータへ、海外比率7割超に


弁理士 佐成重範 Google検索 SANARI PATENT
ハードディスクドライバなど精密小型モータで世界首位の日本電産は、増収増益を続け、関連して、日本電産株が年初来高値を更新して7590円に達し(2013-10-31前場)4月安値5220円の45.4%高に及んだ。
「世界首位の総合モータメーカーとして、パワステートモータ第1~第3世代や、光ドライブ高速化への取組など、これまで日本電産が培ってきた技術や開発経緯の一端」は、同社の開発ストーリーとして披歴されているが、グローバルな先端技術開発競争と、希少資源・遍在資源の地政学的分布などの動向も顕著に反映している。
例えばEVSwitched Reluctanceモータは、「米国メーカー買収により新たに日本電産の商材に加わった製品で、ステータに捲かれた巻線に流す電流を切換えることによりロータが回転し、マフネットを使わないモータとして実用化されてきたが、レアアースの価格高騰により注目を新たにした」と解説しつつ、振動・騒音を軽減するための構造設計・制御回路に工夫を凝らす必要がある」と、更なるイノベーションの進行を叙述しているところに、日本電産のグローバル展開が約定されていると考える。

(訂正のご要求は sanaripat@gmail.com mail下さい)

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