2013年6月17日月曜日

「ものづくり」と「コンテンツ」に日本の特技グローバル化


弁理士 佐成重範 Google検索 SANARI PATENT
野村IRの紹介で、「和井田製作所」と「イオンファンタジー」(共に東証1部)の資料が同着した。和井田製作所は設立後67年余、岐阜県高山市片野町の本拠で「飛騨の匠」の日本ものづくりの精粋をノウハウとして護持し続け、「常に新たに価値を、ここから世界に向けて」物流している。「工作機械中堅、切削工具用と金型用の特殊研削盤で国内首位。半導体やLED向けにも取組む。海外比率34%」と特色付けられ(会社四季報)、「下期にかけて中国は切削工具、東南アジアは金型向けが復調。台湾・友嘉実業との合弁会社が開発する自動車向け新型機を今下期に投入。友嘉の販売網を活用して中国に拡販」(同)と、海外展開を高評価されている。佐成重範弁理士所見→金型産業は、IT化の影響が広汎に予想されてきたが、和井田製作所の「飛騨の匠」には追随できず、和井田製作所のグローバル展開が期待される。
一方、日本知財のグローバル展開を、「ものづくり」とも融合しつつ、促進している代表的企業として、イオンファンタジーに注目する。イオンファンタジーは設立16年余の新進気鋭だが、「イオン系。大型ショッピングセンタ内に遊戯施設を展開。時間制遊具など、幼児部門向けを強化。海外も積極出店中」と特色付けられ(会社四季報)、「中国等アジア出店が50店と急増。イオン系以外にも展開」(同)と積極性を高評価されている。和井田製作所の今次資料にも、「従来の遊びの枠組みや国境を超え、新しい遊びを提案していきます」と謳っているが、特にアジア大人口における幼児教育熱は急拡大し、イオンファンタジーの、グローバルに親しまれるコンテンツ・キャラクターの感性が、世界の「ものづくり」にも付帯・融合していくと思う。

(訂正のご要求は sanaripat@gmail.com mail下さい)

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