2013年6月12日水曜日

三井化学、事業ポートフォリオのグローバル変革進む


弁理士 佐成重範 Google検索 SANARI PATENT
三井化学が、クウェート、ベトナム、韓国に関連する事業として「ニソン製油所・石油コンプレックス最終投資決定」を発表(2013-06-05)したが、同社今次総会招集通知にも、「グローバルに、事業ポートフォリオを変革し、強みを活かし、新たな成長軌道へ」と謳っている、その一環として理解すべきである。
上記発表は、「三井化学はこのたび、出光興産、クウェート国際石油、ペトロベトナムとの合弁事業であるベトナム国・製油所石油化学コンプレックス建設プロジェクトの最終決定を行ったこと」「これに対するプロジェクトフアイナンスは、日本国際協力銀行、韓国輸出入銀行からの直接融資等により充足されること」などを述べている。
一方、上記の今次通知には特に、「M and Aによるヘルスケア分野の拡大」について「ドイツHeraeus社の歯科材料事業の買収」を報告し、また、本年度事業「タイにおける高機能包装フィルム等製造設備新設」「中国における不織布製造設備・フェノール製造設備新設」「韓国における触媒等精密化学品製造設備新設」
「シンガポールにおけるタフマー生産能力増強」「メキシコにおけるポリプロピレンコンパウンド生産能力増強」「韓国における眼鏡レンズモノマー会社買収」「ブラジルにおけるポリプロピレンコンパウンド拠点設立」などに関して報告し、これらを総合して、三井化学の「事業ポートフォリオのグローバルな変革」による成長軌道を把握し得る。

(訂正のご要求は sanaripat@gmail.com mail下さい)

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