2013年6月5日水曜日

伊藤忠食品、事業環境の多様な変化と海外戦略・ブランド商品開発


弁理士 佐成重範 Google検索 SANARI PATENT
伊藤忠食品の総会招集通知が届いた。伊藤忠商事の持株比率が47.7%だが、今般のアフリカ会議関連テレビにも伊藤忠商事のアフリカにおける大豆生産事業が放映され、伊藤忠グループの食品戦略はグローバルな外交政策を担っている。ただし、2013年3月期の伊藤忠食品売上高61451200万円(前期比3.7%増)の構成比は、ビール24.8%、和洋酒15.2%、調味料・缶詰15.5%、嗜好・飲料22.2%を主体としている。既に伊藤忠食品は、「セブン・イレブンと親密。百貨店向けや酒類・ギフトに強み」と特色付けられ(会社四季報)、「量販・コンビニ向けビール数量伸長。システム関連費用増。2014年3月期は販売先コンビニ店舗増で酒類・飲料水量拡大。連続増配も」(同)と高評価されている。加えて、「2013年9月に東京本社移転。手狭な旧ビルは三井不動産に37億円で売却。関西で物流3拠点を集約。物流費約1億円削減」(同)によるコスト努力も見られる。
伊藤忠食品は、「国内市場規模の縮小や生活者のライフスタイルの変化・嗜好の多様化、価値観の変化による消費構造の変化による成長・生き残りの択一を賭けた競争激化に臨み、「卸機能日本一のグッドカンパニー」をビジョンとし、更に、新たな付加価値を海外戦略の実行やブランド商品の開発において追求しており、高品質・ローコストオペレーションの深耕を期待する。

(訂正のご要求は sanaripat@gmail.com mail下さい)

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