2013年5月27日月曜日

ものづくりとコンテンツの融合


弁理士 佐成重範 Google検索 SANARI PATENT
来月閣議決定予定の内閣知財本部知財推進計画原案のうち、新味あるものを拾って見ると、例えば次のような記述がある。
「事業において、知的財産権が果たす役割は、様変わりしている。例えば、特許制度導入当初は、製品を少数特許で排他的に独占するビジネスモデル(佐成重範弁理士注→大手製薬企業など)を想定していたが、多数の特許が使われている製品の増加により、その前提は崩れている(佐成重範弁理士注→例えば、複合プリンタやパチスロにおけるパテントプール・包括的相互ライセンス契約)。また、元来著作権制度において想定していたコンテンツ産業の産業生態系は著しく変化し、コンテンツ流通における、コンテンツ・サービス・デバイスの関係は、放送番組・放送局・テレビ受像機といった分野別垂直統合的なモデルから、種々なコンテンツが様々な経路を経て多様なデバイスに提供される分野横断的水平融合的なモデルへと変容している。ネットワークを介したクラウドコンピューティングや、デジタルデータに基づき造形を行う3次元プリンターなどを活用したデジタルアプリケーションなどに見られるように、ものづくりとコンテンツが分野横断的に複雑に絡み合う今日の産業構造に対応し、多種多様な知財マネジメントを支える知的財産制度が求められている。」
佐成重範弁理士所見→近日中に、韓国製のプリント複数即時産出可能なスマホが、日本市場にも登場する模様だが、コンテンツの同時分配が人気を呼びそうだ。解像度や、キャラクターライセンスの面で、せめて日本技術の優秀性が、割り込んでもらいたい。

(コメントは sanaripat@gmail.com に御送信下さい)

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