2013年6月2日日曜日

三菱マテリアルにおける「マテリアル・プレミアム」の実現


弁理士 佐成重範 Google検索 SANARI PATENT
宝石展覧即売会などで消費者にも馴染み深い三菱マテリアルの総会招集通知が届いた。今次報告は「海外市場、特に新興国市場への展開」「マテリアル・プレミアムの実現」「成長を支える会社戦略」の3項目に重点を置いているが、「マテリアル・プレミアム」の意味については次のように述べている(佐成重範弁理士要約)。
1.       三菱マテリアルグループは、非鉄金属やセメントを始め、広範な材料・製品・技術を保有しており、また、アジア新興国を中心としてグローバルに拠点を展開している。
2.       三菱マテリアルの中期経営計画では、そのグループ力を結集し、事業間の連携を更に強化し、既存融合領域の拡大強化と新規事業領域の創出により、複合事業体として特徴あるシナジーの創出を推進する。
3.       既存融合領域の拡大強化については、特に資源事業とリサイクル事業を強化する。資源セキュリティの重要性の増大や、資源循環型社会構築への世界的要請を受け、両事業の価値の増大を重視する。
佐成重範弁理士所見→三菱マテリアルの今次報告は上記に基づき、セメント、銅、加工、電子材料、アルミ、の各事業について製品等を詳述した。「その他」として、「石炭・地熱・水力発電・原子燃料サイクル分野における調査・研究・設計・運転等の受託」「貴金属製品。宝飾品、エンジニアリング、地質調査、資源調査、家電製品リサイクル」「不動産賃貸、不動産開発、山林事業、コンサルティング」を掲げ、グローバルに、「複合事業体として特徴あるシナジーの創出」を意図している。その総合指揮系統の構築と応変の改革とが緊要課題であろう。
(訂正のご要求は sanaripat@gmail.com にmail下さい)

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