2013年5月5日日曜日

MRIのビジネスモデルにおけるリスク学



弁理士 佐成重範 Google検索 SANARI PATENT
「金融規制が成長を縛る」と題して今朝(2013-05-05)の朝日は「世界最大ファンド創業者に聞く」と副題し、「ワールド経済」において参考とすべき次のようなBlackstone Group CEOの意見を掲載した。
1.     金融は、企業の活動を支える助演俳優で、経済の主演俳優とは言わないが、政府の金融規制という振り子は、強化と緩和の左右に振れ、今は、強化に振れすぎている。
2.     米金融は80年代以降に急成長したが、何より大事なのは、米国にはビジネスに開発に関わる人々の間にリスクを取ろうとする文化があることだ。
今朝の朝日は別面に、「MRI、巧みな勧誘術」と題し、「高配当、狙いは小口」などと副題して、MRIのビジネスモデルを図解している。米国証券取引等監視委員会の所管のもとで、MRI International、出資者、「第3者として口座を管理し、MRIは勝手に出金できない」エスクロー会社、米国大手銀行の特別口座「ロックボックスアカウント」、医療機関から診療報酬の請求権の買取、民間保険会社から上記特別口座への診療報酬相当額支払という構成要素から成り、日本の小口出資者多数から、「被災地支援による社会的信用演出」など、「ほとんどが日本国内の顧客で約8700人から約1360億円を集めた」と公表している(佐成重範弁理士所見→一人当たり平均1563万円ではないか。リスク低位と判断して高配当を追求する階層であろう)。
リスク低位と合法性を示すビジネスモデルに対する低位リスク・高ベネフィット追求(しかもグローバルな地域メンタル特性をふまえて)で生成したファンドが、結局どのように、金融界外で機能するのか、その記事をマスコミに期待する。
(訂正の御要求は sanaripat@gmail.com に御送信下さい)

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