2013年5月1日水曜日

成長の矢に先立つ医療関連産業の発展・アイロムグループの領域



成長戦略項目のトップに「医療」が掲げられる時勢のもと、アイロムホールディングス(東証1部)が年初来高値を更新して13,300円に達し(2013-04-30)、1月安値5050円の2.6倍に及んだ。アイロムホールディングスは、「医療機関向け治験支援事業を主力とし、クリニックモールも運営」と特色付けられ(会社四季報)、「医療機関向け治験支援事業は高血圧症案件が寄与。営業外貸倒引当金に加え、事業譲渡の特益を計上。2014年3月期は医療機関向け治験支援事業の復調が続く。営業益前期並み」(同)と高評価されている。加えて、「治験コーディネータ採用に傾注。300人目標(2012年末235人)。国内製薬会社の、豪州での治験支援に参入」(同)と内外に業容拡大の戦略を展開する。
アイロムホールディングスは、その企業理念を、「生活者のQuality of Healthy Life向上のため、次代の「統合医療」発展に貢献します」として、「健康の維持・疾病の予防・治療を、あらゆるレベルで一体化し、個人の体質や生活スタイル、取巻く環境に適合した、医療の包括的な考え方を、アイロムグループは「総合医療」と定義します」と闡明してきたが、今般、「医薬品製造・販売からの撤退」(会社四季報)は、総合医療の理念を堅持しつつ、経営戦略の合理性を実現したものと、SANARI PATENTは評価する。
(訂正の御要求は sanaripat@gmail.com に御送信下さい)
 

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