2013年4月24日水曜日

タブレットなどディスプレイ向け増勢のメック、「界面創造技術」に意欲



弁理士 佐成重範 Google検索 SANARI PATENT
電子業界の様相も誠に多様だが、電子基板向け薬品のメック(東証1部)が、連続増益を反映して年初来高値を更新,669円に達し(2013-04-24)、咋11月安値 209円の3.2倍に及んだ。メックは、「銅表面処理剤を主力とし、研究開発型企業で、中国・台湾などアジア市場強化」と特色付けられ(会社四季報)、海外比率既に47%、「主力品がおおむね横這いだが、好採算のディスプレー向けが予想以上に伸長。営業増益幅が拡大し、配当性向30%をメドに増配。2014年3月期はパソコン基板向けの低調をスマホ需要で補う。ディスプレー向けはタブレット等の増勢によって続伸。連続営業増益」(同)と高評価されている。加えて、「ディスプレー向け薬品は、手薄なスマホ分野に拡大の余地有り。また、高精細化が進む液晶テレビ向けに高性能を訴求し、シェア拡大を追求」(同)と、市場の質的量的展開可能性が嘱目されている。
前田和夫社長の最近のメッセージも、「メックの将来に向けた取組として培ってきた電子基板の「界面創造技術」を、電子基板以外の市場においても、世界一の素材技術に育て上げるべく、マーケティングや研究開発に傾注する」と、新分野開拓の意気を高揚し、メックの発展性を顕示している。
(訂正の御要求は sanaripat@gmail.com に御送信下さい)

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