2013年2月14日木曜日

東芝機械、増収・大幅増益における北米・中国・韓国の需要、セグメント別に把握の要


弁理士 佐成重範 Google検索 SANARI PATENT




東芝機械(東証1部)が咋年初来高値を更新して474円に達し(2013-02-13)、咋9月安値269 円の76.2%高に及んだ。東芝機械は、「射出、ダイカストなど成形機が主軸。大型工作機械も得意。持分対象に半導体製造装置会社。海外比率56%」と特色付けられ(会社四季報)、「主力の成形機が北米や東南アジアで自動車向け高水準。工作機械は下期に不採算案件が増え、建機向け油圧機器が中国景気減速で想定外の赤字化。営業増益幅縮小。20143月期は工作機械・油圧機器の戻りが鈍い」(同)と、咋12月初旬時点では評価されていたが、先月末(2013-01-31)に東芝機械が発表した2013年3月期の第3四半期決算では、売上高8853900万円で前年同期比5.5%増、営業利益662200万円で33.7%増、経常利益797000万円で47.2%の増を示し、定性的説明において、「東芝機械は、先進と拡張を基本コンセプトとして諸施策を実行し、新商品の開発・市場の開拓・受注の確保・財務体質の改善に全力を挙げ、グローバルなブランド力の創出に取組んだ結果、東南アジアなど新興国や北米の堅調な需要を受けた」旨を説明している。

セグメント別には、射出成型機は、中国・東南アジア等の新興国および北米の自動車・家電関連業界向けを中心とした需要がいた、と述べるなど、セグメントによって、海外同一国域においても様相を異にしていることが明示され、時流の変動と併せて、緻密な考察を要することをに認識べきである。

(訂正の御要求は sanaripat@gmail.com に御送信下さい)

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