2013年2月11日月曜日

日清オイリオグループが開発する「植物の美味力・健康力・美容力・事業基盤力」


 

弁理士 佐成重範 Google検索 SANARI PATENT




今春・創立106周年の日清オイリオグループ(東大証1部)の資料が、野村IRの紹介で届いた。既に日清オイリオグループは、「2002年、日新、リノール、ニッコーの製油会社が経営統合。家庭用食用油の首位。2009年に昭和産業と業務提携。海外比率25%」と特色付けられ(会社四季報)、「柱とする油脂は、夏場の原料暴騰が想定超で、前半苦戦し、国内消費が鈍く価格転嫁も緩慢だったが、後半、油粕の単価上昇で採算改善も。20143月期は原料価格が高水準だが、値上げが浸透し増益を果たす」(同)と、堅実さを高評価されている。加えて、「今期、2工場で大豆・菜種の搾油ライン共通化を完了。2015年6月までに、磯子工場の製造・物流を効率化。生産設備の更新、物流倉庫の新設など、総投資額65億円」(同)をもって、工程を含む全体システムの革新が完工し、その奏功を享受する段階を迎えるものと期待される。日清オイリオグループの今村隆郎社長は今次資料で、「当社の事業は、植物資源の可能性を最大限に引き出し、人々の生活を更に豊かにすること」と述べ、「植物が持つ3つの力、おいしくする力、健康にする力、美しくする力は、人や事業を動かす力でもあり、日清オイリオグループの行動と事業のベースは常に植物の力です」と敷衍しているが、厚労省所管「食品薬品安全センタ」常任監事を8年間勤めた佐成重範弁理士は、同センタの設立動機ともなった他社の、加工ないし連鎖毒性に関するKオイル事件やMミルク事件などをも想起し、日清オイリオグループ製品への確固たる信頼性が、その使用植物の、全履歴安全性確保にあることに、改めて感銘している。

(訂正の御要求は sanaripat@gmail.com に御送信下さい)

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