コモ、イタリア由来の乳酸菌パン・栄養補給菓子のノウハウ
弁理士 佐成重範 Google検索 SANARI PATENT
乳酸菌パンのコモ(JASDAQ)が咋年初来高値を更新して1599円に達し(2013-01-25)、咋9月安値1508円の6.0%高に及んだ。「天然酵母でロングライフパンを製造。販路は卸問屋や生協、自販機が主力。大都市圏に地盤」と特色付けられ(会社四季報)、「ロングライフパンは、夏場猛暑と競合の価格攻勢で、出足が影響されたが、下期は、コンビニ向けアイテムが増と新規投入した惣菜パンで挽回。償却費軽減し営業益反発。2014年3月期は栄養補給菓子が本格化し堅調」(同)と高評価されている。加えて、「スポーツ、レジャーの際に、手軽に摂取できる栄養補給菓子を、2012年9月に投入、年商1.2億円に育成。冬期の郵便局カタログギフトに商品採用され贈答用強化へ」と、新製品・新販路の開拓に創案を発揮している。
佐成重範弁理士所見→食パン関連の創案は続出しており、特許庁公開の発明だけでも、最近の事例として、「耳なしパンの製造方法」(月島食品工業)(特許庁公開日2012-09-10)、「食パン模様焼き耐熱シート」(西 菊一)(特許庁公開日2012-12-06)、「食パン焼成ユニット」(ロバパン)(特許庁公開日2012-09-10)、「食パンスライサにおけるブレードの保守袋」(フジィカイ)(特許庁公開日2012-09-06)などが見られる。
佐成重範弁理士所見→コモの場合、イタリア原産の原材料および製造方法と共に、コモ独自のノウハウイノベーションの集積が、強固な事業基盤を形成したと考える。
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