2012年12月2日日曜日

NTTデータの戦略的研究開発、3つの柱


 

弁理士 佐成重範 Google検索 SANARI PATENT




NTTデータの上半期報告が届いた。今後の研究開発については、次のように述べている

SANARI PATENT要約)。

1.     NTTデータ戦略的研究開発には3つの柱がある。

1-1        NTTデータのコアコンピタンスであるソフトウェア技術の革新→急速に進化するコンピュータパワーを、我々が最大限に活用し、ソフトウェア開発に活かすことにより、労働集約型と言われるソフトウェア産業を、知識集約型の産業に飛躍させる。

1-2        近未来の情報社会の方向性を踏まえて、「NTTデータデータ技術トレンド」を示し、今後展開する先端技術に注力する。

1-3        グローバルに通用するNTTデータの強みを生みだすため、グローバルトップレベル研究機関や大学と提携する。

2              上記研究開発を商品力強化の土台とし、「市場を新しい視点で見直し、もう一度市場をを創造するリマーケティング」の両柱によって、新規分野の拡大と商品力の強化に取組む。

佐成重範弁理士所見→上記「リマーケティング」は、「リサイクル」「リメーク」などと共に、現代用語の主たるものだが、NTTデータにおいては、「環境変化や技術革新を捉えて、もう一度市場を創造する取組である。リマーケティングには大きく分けて二つの意味がある。

1.     既存の市場における環境変化や技術革新による機会を捉えて、新しい顧客を開拓すること。例えば、これまで入り込む余地がないと思っていた業界でも、顧客を取巻く環境が変化し、新しい入口を見つけることができる。

2.     最新の技術を最大限に活用し、顧客のニーズを先取りした、これまでにない新しい市場を創出する」

と、説明している。NTTグループ傘下において、NTTドコモが志向する「新たな領域における取組」での協調など、総合性による新領域開拓が結実することを期待する。

(訂正の御要求は sanaripat@gmail.com に御送信下さい)

 

 

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