2012年12月17日月曜日

「IP(知財)軸戦略」加速をバンダイナムコ石川社長が強調

弁理士 佐成重範 Google検索 SANARI PATENT




バンダイナムコの上半期報告が届いた。既に、「バンダイとナムコが2005年に統合。玩具トップ。ゲーム・娯楽施設・映像ソフトなど統合エンタメ企業」と特色付けられ(会社四季報)、「主力に育ったソーシャルゲームが利益を猛烈に牽引。関連の業務用ゲーム機等も順調」(同)と高評価されている。

今次報告においてバンダイナムコ石川祝男社長は、「事業面においてコンテンツ事業が、IP(Intellectual Property、キャラクターなどの知的財産)を軸とした戦略の推進により、ネットワークコンテンツを中心として業績に大きく貢献し、トイホビー事業も。定番キャラクター玩具を中心に堅調に推移した」旨を述べ、売上高・利益の著増を報告すると共に、「今年度を初年度とする中期計画は、好調なスタートを切ることができたが、決して気を緩めることなく、環境変化や、競合他社との競争激化などを見据え、常に緊張感をもって臨んでいく。中期計画を良い形で進めるためにも、先ずは2012年度の計画目標を確実に達成したい。更に、中期目標として掲げた過去最高売上と過去最高利益の、1年でも早い達成を目指す」と決意表明し、「事業面ではIP軸戦略を更に加速させ、グループ横断で推進するため、現場に権限と責任を委譲し、旬のIPを最適なタイミングで一気呵成に展開したい」と、意欲を披歴している。

佐成重範弁理士所見→IP戦略は管理中枢事項として本社専属的に考えられ勝ちだが、特にキャラクタービジネスのグローバル展開において、地域特性即応の実戦が必須であり、その機微は、最高のノウハウである。

(訂正の御要求は sanaripat@gmail.com に御送信下さい)

 

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