2012年12月16日日曜日

コンクリート構造の社会インフラ等補強にショーボンドHDの使命感

弁理士 佐成重範 Google検索 SANARI PATENT




コンクリート構造物補強工事の最大手・ショーボンドHD株(東証1部)が年初来高値を更新して2831 円に達し(2012-12-14)、4月安値2240円の26.4%高に及んだ。  トップメッセージにおいて、「ショーボンドHDは、コンクリート構造物のメンテナンス企業」として、道路・鉄道・電力・港湾・建物等の社会インフラ分野を中心に、補修・補強等の事業を行っている」と述べ、「高度成長期に建設された橋梁・トンネル等の急速な高齢化に伴い、長寿命化や予防保全のニーズが益々高まることが予想されるなか、これからも「社会資本を良好な状態で次世代に引き継ぐ」との使命感」を披歴している。先般の高速トンネル内・死亡災害で、国民のショーボンドHD等、専門業者への依存も痛切になっている。新内閣の方策が注目される。

同社は6月決算だが、今年度第一四半期(2012-07-01~09-30)は、売上高882400万円で前年同期比7.7%増、営業利益は、3億1800万円で61.0%減、ショーボンドHDの説明によれば、「東日本大震災の復旧・復興関連予算の執行が本格化しつつあるものの、震災地域以外の地方自治体の公共投資および民間の設備投資は低調に推移し、コンクリート構造物の補修・補強市場も、受注環境は依然として厳しい状況が続いた。受注高は1082600万円で、前年同期比0.9%減だったが、期首受注残高が前年同期比56.7%増と大幅増の1983400万円でスタートしたのに、国交省、首都高速道路、NEXCO等の大型工事の出来高進捗が想定以上に遅れたため、売上高は上記7.7%に留まった次第であり、従って、当第一四半期末の受注残だ前年同期比41.8%増の2183600万円となったもので、景気動向の判断は、これら要素を総合して考察すべき」というを示している。損益は、出来高進捗が遅れたため減益となっている。

(訂正の御要求は sanaripat@gmail.com に御送信下さい)

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