2012年12月6日木曜日

資生堂の新ビジネスモデル、特許発明開発、個性派ブランド

弁理士 佐成重範 Google検索 SANARI PATENT




資生堂の上半期報告が届いたが、「一瞬も一生も美しく」「あなたに出会えて、キレイになった、とい言われるような、最高のおもてなし、を目指す資生堂ビューティーコンサルタント」「世界で輝く個性派ブランド」等々、日々磨き出される新たな感性によって創出されたコンセプトが満ち溢れていると共に、特許庁公開発明だけでも6016(2012-12-04現在)に達し、うち、今年に入ってからの公開件数(2012-01-01~12-04)のみでも209件に及ぶ発明に支ええられた先端技術の成果を顕す科学的内容でもある。公開発明としては例えば、「出願人:株式会社資生堂、発明の名称:過酸化脂質の定量分析方法(特許庁公開日2012-11-22)、課題:顔の皮膚表面に存在する過酸化脂質の量を効率的かつ精度良く計測するための定量分析方法を提供する」など。

これらが同時に、資生堂の「高収益構造の基盤構築」に直結するためには、同じく企業知財であるビジネスモデルの革新が必須である。今次報告では資生堂は、「お客さまと出会い深い絆をつくる、新ビジネスモデル」として、次のように例示している(SANARI PATENT要約)。

「お客さま一人ひとりのキレイを実現し、深い絆をつくっていく。そのために資生堂は店舗とWebを連動させた新ビジネスモデルを、今年4月からスタートしています。2つのウェブサイトの登録会員は、それぞれ約60万人」となり、新しいお客さまとの出会いが広がりました。」

佐成重範弁理士所見→ウェブとリアルの相乗関係をどのように開発していくか、業種業態によってが多様に展開する様相を見せ、「各企業体独自の」という意味で、企業知財戦略の「戦略」というに相応しい激烈な知的競争の場となるであろう。

(訂正の御要求は sanaripat@gmail.com に御送信下さい)

 

 

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