膵癌に関する知財開発と膵臓学会
弁理士 佐成重範 Google検索 SANARI PATENT
(承前C Site 2012-12-22)癌のうち膵癌は、早期発見や治癒が比較的困難な癌とされ、従って関連する知財の開発も急務だが、先ず膵癌学会の状況を見る。なお、この分野でNCCNという略称が頻用されるが、National Comprehensive Cancer
Networkである。
日本膵臓学会が「NCCNガイドライン日本語版「膵癌」掲載のお知らせ(2012007-17)」において次のように述べている(SANARI
PATENT要約)。
1.
このガイドラインは、全米を代表とする(SANARI
PATENT注:原文のまま)21の癌センタで結成されたガイドライン策定会議が作成し、年に一回以上改訂を行い、世界的に広く利用されている癌診療ガイドラインである。(以下略)
日本膵臓学会と厚労省調査研究斑による最近の報告としては、「自己免疫性膵炎臨床診断基準がある。
また、日本膵臓学会膵癌診療ガイドライン改訂委員会の改訂は、2009年版が最新だが、その冒頭に次のように述べている(SANARI PATENT要約)。
1.
膵癌は、21世紀に残された消化器癌と言われ、近年、増加傾向にあって、その診断法や治療成績の改善が急務とされて利用。従来、膵癌に対しても、種々の診断・治療法が開発されてきたが、その客観的な評価は十分にはなされておらず、診療における標準化はなされていないのが現状である。
2.
このガイドラインの目的は、膵癌の診療に当たる臨床医に実際的な診療指針を提供するために、膵癌に関してEBM(SANARI PATENT注:Evidence-Based Medicine)に基づく標準的手法を示すものである。
佐成重範弁理士所見→EBMは同時に「機序を明らかにした手法」であるべきものと考える。
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