2012年11月16日金曜日

最先端デバイス製造工程の超純水応需、野村マイクロサイエンス


最先端デバイス製造工程の超純水応需、野村マイクロサイエンス

弁理士 佐成重範 Google検索 SANARI PATENT




野村マイクロサイエンス(JASDAQ)の資料が、野村IRの紹介で届いた。「野村マイクロサイエンス」の社名を聞くと、野村証券の子会社で先端マイクロ技術と合点する人も多いが、この野村マイクロサイエンスは、筆頭株主が北興化学工業(東証1)で、その発祥は野村鉱業。佐成重範弁理士は、昭和29年から31年にかけて、札幌通商産業局鉱山部の出願課長・鉱政課長を務めたので、水銀鉱業が華やかであった頃の野村鉱業を懐旧するのだが、野村鉱業は農薬の北興化学を生み、北興化学はの野村マイクロサイエンスに出資して、水銀活躍の後の日本経済に貢献している。この「野村」は、野村鉱業創業者の姓と解しているが、硫黄化合物(辰砂)としての水銀鉱ではなく、自然水銀(水銀の単体)鉱脈を手掛けた野村鉱業創業者は、日本の農薬や化学肥料の戦後供給で、日本の戦後復興に大きな寄与をしたのである。

現在の野村マイクロサイエンスは、超純水装置の大手である。その強みと特長は次のように述べられている。

1.     最高純度の水を提供する水処理装置事業に特化→膜分離、イオン交換樹脂を活用し、設立当初から超純水分野に特化

2.     海外市場(アジア地域)で強固な事業基盤を構築→業界に先駆けて1980年代から韓国・台湾市場に進出

3.     多様化・高度化するユーザーニーズへの対応力→高純度化、環境規制対応、供給水量拡大、短納期化に的確な対応

4.     超純水分野で培ったエンジニアリング技術の展開→環境対応をコンセプトに、新事業を強化

(訂正の御要求は sanaripat@gmail.com に御送信下さい)

 

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