2012年8月9日木曜日

新日鉄発のベンチャー人材群、アクセルの活況

新日鐵発のITベンチャー人材群、アクセルの活況


高集積度回路(LSI)ファブレスメーカー・アクセルの戦略人材

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

C Site http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog
R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat
アクセル(東証1部)は16年前に、ベンチャー企業として設立され、描画表示・音源用LSIのファブレスメーカーとして、遊戯機向けを主力とし、組込機器向けにも注力して、堅実に発展してきた。ファブレスであることは、製造設備資金を不要とし、起業に適するが、現在も、アクセルの資産合計128億1700万円(2012-03-31)のうち流動資産が121億6900万円、その58%が現金預金で国庫短期証券が33%を占める。負債合計10億1200万円で、うち流動負債が9億9900万円である。

ベンチャー企業の場合、社長を創業者が占め続ける場合が多いが、アクセルではこの4月に、トップ交代した。創業者である佐々木 譲・現会長が、「常に成長する企業であり続けるため、時代の大きな変化を迎えたときには、時代感覚に優れ、変化を的確に捉えることができる新しい世代に経営をバトンタッチしよう」と決断して、現・松浦一教社長に引継いだのだが、松浦氏は、大学時代にインターンとして新日鐵LSI事業部で、当時、新日鐵勤務の佐々木氏に出会い、その後、新日鐵から脱サラしてアクセルをベンチャー起業した佐々木氏から招かれ、アクセルに就職したという。現・斉藤明宏副社長も、新日鐵勤務から、その半導体子会社に出向時に松浦氏と出会ったのが縁で、アクセルに転じたという。

佐成重範弁理士所見→新日鐵の経営多角化が、ITベンチャーの人材を育成したと言えよう。

(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム