2012年8月6日月曜日

企業の海外展開を支える三井住友トラストHDの体制

三井住友トラストHDの、拡大するグローバルビジネス

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

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わが国企業の海外展開が益々必要となることから、海外における融資業務・信託業務を日本の信託・金融機構が海外において、そのニーズに即応することが極めて重要である。この意味で三井住友トラストHDが、「アジア市場での運用力・融資業務強化」「欧州市場での収益基盤拡充」「オセアニア市場における展開」を業績報告において詳述したことを、中小企業等がつぶさに認識し活用すべきである。その内容(SANARI PATENT要約)は、

1. アジア→三井住友トラストHDは、アジア市場での存在感を高めている。アジア株運用チームに国内最大級の要員を配している。子会社・日興アセットマネジメントはシンガポールに本社を置き、マレーシア・香港などに子会社・関連会社を持つ資産運用会社DBSAsset Managementの買収を完了して現在、これを日興AMアジアの商号で活躍させている。インドにおいても、現地パートナーと合弁会社を設立し、中国拠点と共にアジアの2大拠点としている。

2. 欧州→アジアに強みを持つ三井住友トラストHDと補完関係を築くことができる資産運用会社と提携し、収益基盤を拡充している。英国の個人年金市場に強いStandard Life Investsmentsなどと業務提携している。

3. オセアニア→三井住友トラストHDの子会社日興AMは、資産運用会社Tindal Investment Managementの、オーストラリア・ニュージーランドの各現地法人を買収した。これにより日興AMは、アジア太平洋地域における資産運用の三大市場と言われる日本・中国・オーストラリアの全てに拠点を得た。

佐成重範弁理士所見→三井住友トラストHDが海外において、日本企業の生産拠点の移転や新規進出に伴う資金需要に対して、三井住友トラストHDの在外四支店お中心として、プロジェクトファイナンス、債権流動化などの信託ノウハウと、多様化するニーズに応える融資によりサポートすることが、日本経済再生のため切に望まれる。

(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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