2012年7月31日火曜日

積極と堅実の調和で業績好調な芙蓉総合リース


高難易度分野を強化、アジアは日系需要重点

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

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「総合リース」を換言すれば「総合金融」そのもので、総合リース機構の業務内容が多様化するに伴って、総合金融の実を挙げ、変容する与信需要に機動的に対応し、経済成長を支持促進する。芙蓉総合リースの機能はまさにその典型であり、日本経済の再生に向かって既に2012-03期の業績は、同社・佐藤 隆社長が、「売上高・経常利益・当期純利益、いずれも過去最高の実績」と報告し、増配する活況ぶりである。会社四季報の評も、「基本戦略は、難易度高く、価格競争に巻き込まれ難い医療、情報通信技術に重点強化し、アジアは、日系需要が柱」という積極かつ堅実ぶりである。業務動向(SANARI PATENT要約)は、

1. リース事業の強化→強化・差別化、育成・挑戦、堅守・前進の分野設定のもとで、「情報通信機器のオペレ-ティングリース開発」「クラウド型総合資産管理サービス開発」「欧州格安航空向け航空機オペレーティングリース」

2. 海外事業展開→日系企業取引を標的としつつ内外連携強化とアライアンス構築のもとで、「上海現地法人の始動」

3. ファイナンス事業の再構築→安定収益源として確立すべく、「アセット別リスク評価、期中モニタリング、ポートフォリオ管理など、専門的なリスク管理体制の確立」「日本抵当証券(株)を合併」

4. グル-プ戦略を市場開拓・サービス連携などで強化すべく、「シャープグル-プとの連携拠点新設」「リース終了物件処分のノウハウを事業化」

SANARI PATENT所見→佐成重範弁理士は、経済産業省関連で富士銀行等と共同しての新会社設立の事務局長を務めた経験があるが、富士銀行の、堅実と積極を調和した行風が、芙蓉総合リースにそのまま引き継がれている感を持つ。

(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)



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