2012年7月26日木曜日

英国へ、ブラジルへ、日立海外比率の長期安定上昇

日立が、英国特別目的会社に車両リースおよび27年半の保守サービス提供

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

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企業売上高の海外比率上昇の国民経済的得失が論議されているが、国内・海外比率ではなく、総体の規模拡大が課題であることを先ず認識しなければならない。その上で昨日(2012-07-26)、日立製作所が発表した「英国の都市間高速鉄道計画に関する契約締結について、および、「日立がブラジルにおいて社会イノベーションを強化」の2件の重要性を確かめよう。ただし、ここでは前者の内容(SANARI PATENT要約)を考察し、後者については別途考察する。

1. 日立製作所はこのたび、英国運輸省の都市間高速鉄道計画について、日立製作所が出資する特別目的会社・Agility Trains社を通じて、正式契約を締結した。この契約に基いてAgility Trains社は、約30年にわたり、英国主要幹線であるEast Coast Main LineおよびGreat Western Main Lineを走行する車両のリース事業を展開する。また日立製作所はAgility Trains社から、同社のリース事業向けに、合計596両に及ぶ車両の製造、並びに、27年半にわたる保守事業を一括受注する。

2. このプロジェクトは、英国運輸省が主導するPublic Private Partnershipスキームで実施され、日立製作所は、わが国の国際協力銀行と日本貿易保険による金融支援を受けている。

SANARI PATENT所見→佐成重範弁理士は、官歴と官機構歴で過ごしたが、武蔵高校在学中の戦時下には、日立製作所の戸塚工場資材部に学徒動員され、日立製作所の社風の堅実さを、民間体験したのだが、上記の内容を再続し、日立製作所の経営戦略の堅実さに、改めて感服する。

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