2012年8月10日金曜日

和井田製作所、工作機械の海外市場競合先におけるユーロ安と円高

和井田製作所、工作機械の海外市場競合先におけるユーロ安と円高


海外営業力強化・コストダウン・顧客協業開発で多様多岐なリスクに対処

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

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わが国経済の先行指標として重視されている機械受注統計が、昨日は微減と発表されたが、一喜一憂するほどの幅ではない。むしろ、機械を製造する機械、すなわち工作機械の代表的企業の一社として和井田製作所の堅実な業績向上と、多様多岐なリスク対処戦略が注目される。

和井田製作所は、戦前・昭和8年に個人経営の和井田製作所として都・大田区で創業、昭和21年に、飛騨の匠の技で知られる岐阜高山市に会社設立して、研削盤を主力として内外に発展し続けてきた。その経営環境は多元的であり、コスト・リスク・利益のバランス戦略は、高度知財の最たるものであろう。和井田製作所製品のブランド価値については言及するまでもないので、和井田製作所が叙述(SANARI PATENT要約)しているリスク対処の諸様相の若干を再読する。

1. 和井田製作所の経営成績は、金型関連および切削工具関連業界の設備投資動向によって影響されるが、特に海外売上高の比率が41.8%に達していることから、海外各地域の景気変動や政情変化により影響される可能性がある。

2. わが国では、武器を輸出しないこと、大量破壊兵器等関連汎用品が大量破壊兵器等の開発・製造・使用・貯蔵に使用されないこと、通常兵器関連汎用品が通常兵器の過剰な蓄積に寄与しないことを目的として、輸出を管理しているが、国際情勢の変化により、これらの規制が強化されれば、その内容によっては、影響される可能性がある。

佐成重範弁理士所見→先進国においても、例えば欧州では、和井田製作所は欧州企業と、相互の市場で例えばがイノベーションの製品・サービスを販売するなど北中南米での丸紅と総代理店契約による販売体制強化と対照すべき戦略を展開している。

(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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