2012年6月23日土曜日

成長著しいインターネット関連事業に注力する伊藤忠食品

伊藤忠食品はWeb卸機能を強化、ポートフォリオ経営を実行

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

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伊藤忠食品の今次報告は、「売上高拡大と業務改善により、経常利益・当期純利益が過去最高を達成」という華々しい内容になった。「不透明な経済状況下、食品流通業界においても、長引くデフレの影響や、雇用・所得環境の低迷、消費者の節約志向などで、商品の低価格化が更に進展し、企業を取巻く環境は総じて厳しい状況で推移した」としながらも、「伊藤忠食品は、成長と生産性向上をミッションとし、中核事業である卸売事業の更なる強化と、新たな収益源の開拓を図り、併せて業務オペレーションの標準化・効率化を推進して、基礎収益力の向上とコスト低減を図った」と報告している。会社四季報は「セブンイレブンと親密な伊藤忠食品、コンビニ飲料想定超。伊藤忠食品のネット通販用ギフトカードの快調:Web卸機能強化」((SANARI PATENT要約)戸)評価している。

そこで、伊藤忠食品の新たな成長分野を見ると、伸長著しいインターネット関連事業に注力し、インターネット販売業者向けの、B2Bサイトの機能を拡張するなど、Web卸機能を強化している。 結果として、当期売上高は、コンビニなど組織小売業との取引が好調に推移し、6054億7000万、前期比1.9%増を達成した。

次期ミッションとして、「ポートフォリオ経営の実行」を掲げたが、これは、優良メーカーなど優良企業、 成長業態、成長商品に重点を置いた営業ポートフォリオを更に深耕し、伊藤忠食品グル-プの経営資源を最大活用すると共に、業務効率の最適化にも取組み、更に収益性の高い企業、コストマネジメント能力が高い企業を実現しようとするものである。
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