2012年6月19日火曜日

「日立グル-プの金融中核」日立キャピタル㈱のデフレ対応


日立キャピタル、収益事業の多様化:ファイナンスからサービス機能増強へ

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

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日立キャピタルの業績は「続伸」と概評されているが(会社四季報)、金融・手数料・仕入れ販売・海外の各収益事業別に、その展開内容は多様化しており、「金融中核性」の今後の動向を、今次報告(SANARI PATENT要約)によって察知する。

1. 日本経済は、2011年度後半には、歴史的円高の緩和や設備投資の回復基調が見られたが、デフレの厳しい状況が続き、復興需要の本格化にも、なお時間を要する。

2. この環境下で日立キャピタルは、国内では、リースやクレジットなど伝統的ファイナンス事業から、サービス機能提供事業への転換による新規事業の構築と、基盤事業の事業性確保、アジアを中心とする海外拡大により成長戦略を実現すると共に、財務・業務・品質・リスク管理・人材育成等、経営基盤を強化している。

3. 基盤事業では、日本政策投資銀行・日本ビジネスリース・住友三井オートサービスの3社と業務・資本提携した。

4. 新規事業では、地域金融機関との連携において、新たに7行と提携した。

5. 海外事業では、アジアを中心として事業拡大している。

6. 日立キャピタルの収益分野別の動向は、

6-1 金融収益事業→ ファイナンスリース、オペレーティングリースや、残価設定クレジッットなど、モノを基本としたファイナンスに着目した事業を行っている。

6-2 手数料収益事業→ モノの管理能力を活かしたサービス、また、モノの流れに着目し、与信・回収能力を活かした売掛金の回収および買掛金の決済など、アウトソーシングビジネスや信用保証など、モノの管理。受託に着目した事業を行っている。

6-3 仕入・販売収益事業→ レンタルやオートリース、リサイクル・リユース取引など、モノの利用価値・循環に着目した事業を行っている。

6-4 海外事業→ 海外の拠点において、ファイナンスリースやオートリースを行っている。

(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)日立キャピタル ファイナンスリース オペレーティングリース

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