2012年5月22日火曜日

環境業界で年初来、荏原実業の業績順調と特許開発

メーカー・エンジニアリング・商社3機能バランスの荏原実業

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

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荏原実業は、「水処理の設計・施工、空調機器販売から環境関連事業に急展開。研究開発型ファブレス企業」と特色付け(会社四季報)られる時流企業だが、2012-01~03の四半期報では、同四半期売上高105億6000万円で前年同期比2.0%増、営業利益14億7500万円で18.4%増、経常利益14億7500万で18.7%増、四半期純利益8億9300万円で22.7%増と順調を示している。荏原実業の戦略、「新エネルギー分野等の成長分野への展開を進めると共に、国内外企業とのアライアンスにより、取扱製品を拡充する」「海外とのアライアンス製品を拡販することにより、円高メリットを享受し、利益率を高める」「電気料金の値上げに対応し、省エネ製品を拡販する」「復興需要に対応した組織・人員体制を強化する」「新市場開拓のため外部機関とも連携し、研究開発を高速化する」(SANARI PATENT要約)ことが奏功しつつある。ただし荏原実業は慎重に「当社グル-プは受注高および売上高に占める官公庁の割合が高いことから、通常の営業形態として第一四半期(SANARI PATENT注: 荏原実業は12月決算)み計上される売上高割合が高く、一方で、販売費および一般管理費はほぼ均等に発生するため、利益が第一四半期に偏るという季節的変動があります」と付記している。

荏原実業の技術開発も活発で、例えば、出願人・荏原実業で、最近、特許庁公開された事例としては、

1. 発明の名称「分光画像取得装置及び方法」(特許庁公開日2012-03-09)→EEMイメージングを短時間で実施可能な分光画像取得装置及び方法を提供すること。また、装置全体を小型化することが可能な分光画像取得装置を提供することを課題とし、解決手段を示す。

2. 発明の名称「歯科用オゾン水洗浄装置」(特許庁公開日2012-01-12)→口腔内の嫌気環境にも効率的にオゾン水を到達させ、十分な殺菌効果を得ることを可能にする。などが見られる。

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