2012年5月18日金曜日

上場によらず大企業に成長したITベンチャー:セラク

Abdroidによるセラクの多機能トイレットをWBS

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

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IT分野は、比較的起業に馴染み、上場による資本の飛躍的充実を果たして業容を急速に拡大したベンチャーも多いが、セラクは上場によらずに留保利益等で着実に小中規模増資を累積し、従業員数300人超の大企業に成長した。WBSの「とれたま」として、セラクの多機能トイレット(これはSANARI PATENTが付したニックネームだが)、鏡面にAndroid OSによる配信機能やIT計測機能などが一体化され、入室のついでにインターネット寸見や身体データ計測値などが鏡面に映出される。

セラクは1987-12にテレマーケティング代行サービス業務で起業し、1994-04にマルチメディアビジネス部門を設立して資本金を1000万円に増資するという規模だったから、まさにパソコンが一般に普及し始め、ネット情報の流通が拡大する当初から携わっているという意味で、ネットベンチャーの先駆起業と言えよう。1995-10にインターネット事業部を設立、コンテンツ制作業務を開始。1997-02に資本金を2000万円似増資、2001-08に5000万円に増資、その翌年ネットワーククリエーション事業部、更にその翌々年ウェブソリューション事業設立2006-08に5850万円に増資という調子で、気張った拡大ではないが地道に実績と創案を集積して財務基盤も漸増させてきたと評価できよう。

セラクの業務内容としては、「Webサービス」「システムサービス」「ネットワークサービス」の3事業をクロスさせ、コンサルティングから技術・教育支援、保守運用まで、企業のウェブビジネスをワンストップで幅広く対応できるビジネス支援体制を構築している。また、通常の受託案件のほか、プロジェクト単位の業務請負から、エンジニア一人の派遣まで、フレキシブルに対応している。

佐成重範弁理士所見→ 上場企業でないから、業績明細の開示を欠くが、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)ISO27001マイクロソフト認定ゴールドパートナーなど、多くの公的認定を受け、Microsoft GOLD CERTIFIED Partnerなど、事業基盤の堅さを示している。

(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)



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