クリエイティブ マッチングをグローバルに展開
自動車部品・ケータイ部品メーカーの業況
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
C Site http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog
R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat
Twitter http://twitter.com/sanaripat
経済動向は、自動車部品やケータイ部品のメーカーに、どのように反映しているか? 野村IRの紹介でオーハシテクニカ(東証1部)の資料が届いたので、同社の業況を通じて考察する。オーハシテクニカは、「独立系、自動車部品が柱、ケータイ用部品も。国内製造子会社をマザー工場とし、開発力強化」と特色付けられ、海外比率4割だが、「天災収束で自動車部品がフル操業、ホンダ向け需要強く、北米向け急回復、」営業益上向く」と評価され、グローバル体制についても、「洪水影響でタイ自動車部品子会社1社解散、中国・広州拠点等に移管、米国子会社のインディアナ営業所を本社統合」など、機敏な措置が見られる。
今次資料においてオーハシテクニカは、「グローバルな部品サプライヤー」として、次の3機能を強調している。
1. ファクトリー機能→ 日本・米国・中国・タイに生産拠点を展開し、顧客の近くで「ものづくり」する。日本のマザー工場を中心として、相互にバックアップ機能を発揮する。
2. ファブレス機能→ 数多くの協力企業とのパートナーシップにより、広範囲な加工技術領域に対応する。ファスナーから高精度高機能部品まで、様々なニーズに対応する。世界最適調達を可能とするネットワークを構築し活動させる。
3. 技術開発機能→ 圧入プロジェクション接合法・ケータイ用ヒンジAssay技術など、オーハシテクニカ固有技術の新用途を開発する。精密冷間鍛造技術の活用・複合加工技術の活用により、新製品を開発する。
佐成重範弁理士所見→ 上記3の圧入プロジェクション接合法は、自動車のトランスミッション始め、エンジンの制御装置を構成する重要部品の生産技術として採用されているが、現在、歯車などの駆動系部品にも採用すべく、技術開発に取組んでいる。ケータイ用のヒンジについては、軽量・コンパクト・高性能・耐久性の高度スペックが要求され、この分野の先駆企業として、内外のケータイメーカーへの納入実績を累増している。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)
0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム