2012年5月16日水曜日

貴金属・環境・食品の3事業分野で増収増益の松田産業

貴金属・環境・食品の3事業柱で増収増益の松田産業


貴金属回収の松田産業が東アジアNo.1のリファイナーを目指す

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

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野村IRの紹介で松田産業(東証1部)の資料が届いた。「電子部品スクラップから貴金属を回収、電子材料・地金の形で販売、魚すり身など食品素材卸も」と特色付けられ(会社四季報)、同報は、「続伸」と副題して、「貴金属関連は化成品や半導体・電子部材が縮小。が、価格高で地金販売の収益膨らむ。物流費等増こなし営業増益。2013-03期は半導体・電子部材が底打ち。貴金属回収もタイ洪水影響消え延びる。マレーシア新工場稼働寄与し営業増益続く」と高評価している。

松田産業は、「地球資源を有効活用する理念」のもと、「貴金属のリサイクル事業」「環境事業」「食資源を安定供給する食品事業」の三事業を柱として、先端産業への寄与、環境保全、食生活・食文化への貢献を目指しているが、目標として、

1. 貴金属関連では、リサイクル部門で東アジアNo.1のリファイナーを目指し、海外拠点の強化の強化を、マレーシア現地法人における精錬工場の立ち上げ、ベトナム・ハノイに駐在員事務所設置、台湾支店設立、タイ・フィリピン・シンガポール・中国の現地法人の事業拡大、環境部門で廃酸・廃アルカリ処理設備の活用、生産本部で貴金属製造設備の更新、エレクトロニクス対応化成品の開発を行っている。

2. 食品関連では、品質保証に関するノウハウを活かし、変化するニーズに対応しつつ営業を拡大している。

佐成重範弁理士所見→ 貴金属回収事業の重要性にもかかわらず、これを一つの業界として、その全貌を明示し、課題を提起するシステムが不備である。従って、三井金属リサイクル、同和鉱業などの大手金属鉱工業会社における貴金属回収業務のほか、例えば日刊産業新聞がネット上に設けている登録社名によって様々な業態を考察すべきであるが、ここに登録していない会社も多く見受けられるので、都市鉱山対策やレアメタル政策との関連で、業界の総意結集が望まれる。

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