2012年4月13日金曜日

デジタルネイティブ世代の発想と創造力

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
C Site http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog
R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat
Twitter http://twitter.com/sanaripat
10. デジタル化ネットワーク化への対応の遅れは、コンテンツの海外展開にも深刻な影響を与えるものであり、今後、世界市場の中でビジネスチャンスを失わないため、グローバル企業のエコシステムも参照しつつ、デジタルネットワーク社会においてわが国が、どの分野で勝ち上がっていくかを見極めつつ、環境整備を進める必要がある。
11. また、生れた時からコンピュータやインターネットのある生活環境の中で育ってきたデジタルネイティブ世代の自由な発想と創造力を活かした活動を、積極的にコンテンツの創造に繋げていくことが重要である。
12. このため、著作権制度の整備や、インターネット上のコンテンツ侵害対策を進め、電子書籍の本格的な市場形成や、国際競争力のアーカイブ化を図ると共に、デジタル化ネットワーク化の進展に対応した新ビジネス新市場の創出や人材育成のための環境を整備する。
13. これらの施策を進めるには、ネットワーク上のコンテンツ強化に向けて、政府が一体となった取組が不可欠であり、知的財産戦略本部とIT戦略本部の適切な連携が必要である。(SANARI PATENT考察: 問題の焦点は、この両本部ではなく、文化庁の著作権行政にあるのだから、「適切な連携」の現状と共に、政府として統一意思を構築できないということが最大問題で、これは国民の不幸と言うほかない)。
14. クールジャパンを推進し、ソフトパワーを強化する。グローバルネットワーク時代が到来し、製品や情報が素早く世界に普及伝播する時代だからこそ、個性豊かな文化の香りを届けるコンテンツへの興味が世界中で高まっている。わが国のコンテンツや食、ファッションなどは(SANARI PATENT考察: ここで「コンテンツ」は狭義のコンテンツで、内閣知財戦略本部の用例では、食もファッションも広義のコンテンツに含む)、強い国際競争力を持つ優れた知的資産であり、長い歴史が培ってきた文化や歴史を背景に、諸外国の人々の心に訴える深みと豊かさを持っている。ストーリー性豊かな日本のアニメが諸外国で大人気を博するなどクールジャパンに代表される日本の美意識や文化的伝統は、世界で多くの共感を得ている。(以下C Site2012-04-14)
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

ラベル:

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム