2012年3月22日木曜日

コスト削減に真正面から取組む前田建設工業の「前田ファンタジー営業部」

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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グローバル経済の次のステージで、企業生存の要件は先ず「コスト削減」の知財開発であると、SANARI PATENTは考える。この意味で、前田建設工業が発表(2012-02-23)した「MaSter FRAME(マスターフレーム)構法の競争力強化」が、「従来のMaSter FRAME(マスターフレーム)構法より、更に25%のコスト削減を可能にしています」と胸を張ったところに、深く表敬する。この構法の内容については、ここに触れる余裕もないが、先ず前田建設工業全体については、会社四季報が、「土木主体から民間大型建築に積極展開。香港に地盤」と特色付け、「労務費上昇あるが受注採算管理徹底も効き利益向上。Public Finance Initiative(公共施設の建設維持管理に民間資源を活用)等で脱請負事業を育成。太陽光パネル施工や電気自動車用の充電施設設置などにも注力」すると共に、「セシウム吸着するゼオライトのブロック化で除染排水浄化に参画も」と、前田建設工業の「向上」「育成」ぶりを評価(SANARI PATENT要約)しているので、社会経済の要請に即応する前田建設工業の行動理念にも、実行力を伴う価値を認めるべきであろう。
更に注目すべきは、「前田建設ファンタジー営業部」である。「ファンタジー営業部は、アニメ、マンガ、ゲームといった空想世界に存在する、特徴ある建造物を、前田建設工業が本当に受注し、現状の技術と材料で建設するとしたらどうなるか、について、工期・工費を含めて原則、月一回の連続形式で公開するコンテンツです」と自己紹介しているが、「透明性向上」の当初意図に」とどまらず、次世代建設の在り方をVirtual技術によりネット演出し、衆知を結集するプロジェクトとして、創意に富むプレゼンテーションである。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください) 前田建設工業 セシウム吸着 マスターフレーム

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