2012年3月9日金曜日

興銀リースの与信業務・管財業務におけるリスクマネジメント

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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リース会社がその業務原資を調達し(与信される立場)、与信業務・管財業務を継続していくためには、その業務の特質に対応するリスク評価とリスクマネジメントが不可欠である。従って、リースの会社説明会(C Site 2012-03-08ご参照)では先ず「リース会社の業務運営におけるリスク」題して、次のように解説された(SANARI PATENT要約)。
1. 「信用リスク」「市場リスク(金利変動リスク)「価格変動リスク」の各リスクについて、リース事業の特性に起因するリスクの特性は、
1-1 信用リスクについては、「リスクや割賦は契約期間が長期にわたること」(SANARI PATENT考察: 割賦にも、割賦販売法に基づく「前払式特定取引」のように、リスク負担者が消費者側である業務もあるが)。
1-2 市場リスクについては、リスクや割賦の受取収入は固定金利を中心としているので、金利変動リスクを負担する(SANARI PATENT考察: 「変動金利で約定するのが当然であろう。特に興銀リースは、対業者中心の与信業務であるから。現下の日本経済では金利上昇を見込むことが当然である)。
1-3 価格変動リスクについては、オペレーティングリスク、不動産ファイナンスなど物件メニューが多様化していることに起因する(SANARI PATENT考察:多様化と共に、陳腐化が高速であることが重要)。
2 そしてリスク発生の態様は、
2-1 信用リスクについては、取引先の倒産等による貸倒損失の発生
2-2 市場リスクについては、市場金利の変動による利鞘の縮小(SANARI PATENT考察:「縮小」どころか「逆鞘」をも想定しなければならない)。
2-3 価格変動リスクについては、、物件価格の下落によるモノ価値の毀損(SANARI PATENT考察:先端技術産業を取引対象とする国民経済的意義が大である取引ほど、物件価格の下落は急速であり、政府の政策においても、税制で糖別償却の措置などが請うぜられてきたが、このような特別措置を縮小する方向に税制検討が向かいつつあるから、耐用年数の超加速には新たな配慮を要する)。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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