2012年3月1日木曜日

共同印刷(東証1部)の機能性素材拡販、共印商貿上海有限公司、今月設立

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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中国を始め、新興国、新・新興国巨大市場に、自社ブランドを浸透させる戦略そのものを、相手国の標的諸地域の特性を研究しつつ、例えば味好みの地域差による特異化を創出して成功している事例が、ネスレやアディダスなど多業種にわたって、ようやく具体的に研究されてきた。中国の場合も、日本の地理的近接や漢字文化親近性から。欧米企業に対して競争力に優位性を感じているとしたら、大油断になる。
この意味で、共同印刷が、「共同印刷、アジア市場における生活・産業資材分野の事業拡大を目指し、中国現地法人を設立」と題して、共同印刷の独自技術による高機能製品のアジア市場拡販のため、今月(2012-03)、上海に共印商貿(上海)有限公司を設立、と発表(2012-02-29)したことは、悦ばしい。発表内容(SANARI PATENT要約)は、
1. 共同印刷は、生活・産業資材分野において、独自技術による高機能製品を「KYODOプレミアム」と名付け、国内中心に販売してきたが、食品・日用品・化粧品・建築材・医薬品など、多岐にわたる製品群は、顧客である。各種メーカーの包装用資材として採用され、高い評価を得ている。
2. 近年、中国を始め、諸国からの問合せが増え、海外の展示会にも積極的に出品してきた。その結果、共同印刷の製品に対するニーズの存在を判断し、中国・アジア地域の営業活動拠点として、現地法人を設立することを決定した。設立後は、「KYODOプレミアム」製品の販売と、顧客となる中国包装材料メーカーとの提携によって、アジア市場において積極的に事業展開し、2017年には30億円の売上を」目指す。
3. 中国・現地法人の社名は、「共印商貿(上海)有限公司」(KYODO PRINTING (SHANGHAI) CO.LTD)、事業内容は、機能性包装材料を中心とする販売と輸出入、資本金8000万円、全額出資。
佐成重範弁理士所見→「KYODOプレミアム」製品は、生活資材として湯きりフタ材、身離れフィルム、建装材として高級鏡面建装材、医薬・産業資材として吸湿・吸着機能材料を生産・販売しており、中国等アジア巨大人口の所得増大に即応する製品機能が、共同印刷製品への大需要を潜在させている。欧米の中国市場成功例を上回る戦略と成功を確信する。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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