2012年2月21日火曜日

レアアースの独占的価格対策にTDKの寄与と、TDK自体の技術構造

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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Q8(承C Site2021-02-20) TDKの研究テーマと、半導体エネルギー研究所のそれとは、重なっているか。
A8 テーマは、それほど重なっていない。
Q9 熱アシストヘッドについて、2014-03期から市場投入するとのことだが、熱アシストヘッドを現在のPMRヘッドと比較した場合、競争環境にどういう違いが出てくるか。HDD業界の再編との関連はどうか。
A9 熱アシストヘッド技術は、次世代の2.5インチ1TB/Pクラスの製品の実現を可能にする技術で、HDDヘッドとしては、従来の磁石だけでなく、レーザーを使って加熱する機構が追加されることとなる。今後、ヘッドの前工程であるウェハープロセスに、レーザー光路を制御する機構を制作する工程を組み込む。また、このように複雑な機構や部品を高精度で組立て、ヘッドに作り上げる技術と生産プロセスを確立し、競争力を維持する。業界としては、今後再編が進む中で、それぞれの顧客と協力しつつ、記録密度を上げて攻めてくるNANDフラッシュに対して、HDDが常に優位を保てるようにする。
Q10 HDDヘッドにおけるTDKの中期的な市場シェアはどうか。
A10 アップできる。
Q11 具体的な数値目標は?
A11 現在の30%から、2~3年中に35%以上とする。
Q12 セラミックコンデンサのシェアが大幅に低落した背景は何か。今後、小型大容量化という技術開発競争から下りずに戦い続けるか。それとも、特定用途・製品に特化して収益均衡するか。また、インダクタンスを含めて東北生産拠点をどう再編するか。
A12 TDKのセラミックコンデンサ事業は、市場で非常に厳しいポジションにある。アプリケーヨンから見た対応と製品最適化が不十分だった。一方、小型化・大容量化は必至であり、分野を絞って展開する。更に、生産拠点再編についてインダクタ関連積層製品の整流化を含めて、拠点統廃合する。
Q13 セラミックコンデンサ生産における国内・海外バランスは?
A13 検討中(SANARI PATENT注: 1211末現在)。
今までのような緊急対策的なものと異なる持続的効果が、今次構造改革に期待できるか。
A13 目先指向と長期構造改革と、二段構えだが、拠点はできる限り少なくする。先ず出血を止めて、海外生産などを考える。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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