2012年2月15日水曜日

世界の晴舞台で特徴発揮、帝人と東レの機能繊維




弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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機能繊維の「機能」も益々多様化・先端化しつつあるが、世界の様々な晴舞台で国産機能繊維が晴れ姿を賞賛される時機を今や、迎えたようである。帝人は、「横峯さくら選手(引用写真↑)が帝人ナノファイバーのゴルフグローブを着用:SRIXONがツアープロ使用にナノフロントを採用」と題して先ず、次のように発表した(2012-02-13)(SANARI PATENT要約)。
1. 帝人ファイバー株式会社が展開するポリエステルナノファイバー「ナノフロント」が、SRIスポーツ株式会社より2012-02-14に発売される「SRIXON」ブランドのツアープロ使用モデルのゴルフグローブ素材に採用された。
2. ナノフロントが持つ「滑り難さ」「ソフトな風合い」「吸水・拡散性」などの特性が高く評価され、このたび、ツアープロ使用モデルに採用されることにより、横峯さくら選手を始め、SRIスポーツが契約する多数のプロ選手がナノフロント使用のゴルフグローブを着用することになる。
3. ナノフロントは、繊維1本の直径が700ナノメートルと非常に細いため、それによって製造されたゴルフグローブは、しなやかな感触と共に、繊維表面のナノサイズ凹凸による摩擦力が、強力なグリップ力を発揮する。
一方、東レ機能繊維によるユニクロの新製品については、錦織圭選手の着用晴れ姿が、グローバルの注目を集めることとなる(B Site 2012-02-14ご参照)。
佐成重範弁理士所見→ ナノフロントの「吸水・拡散性」は、吸汗即発散性の機能とも解されるから、世界スポーツ界で愛用される可能性が高いと見る。東レの炭素繊維は米国始め航空機製造の機体主材料として地球上空の晴れ舞台に在るが、東レの「ナノ凹凸構造による指紋付着防止フィルム」(2012-02-14発表)が世界のスマホ等タッチパネルに愛用されることは必至である。味の素と東レが「バイオベースナイロン共同研究契約締結」を発表したが(2012-02-14)、これは「植物由来ナイロン」として、強度・耐熱性が石油化学由来ナイロンと同等ながら、肌触りが優れ、綿に近い吸放湿性を、世界市場で愛玩されるものと予想する。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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