2012年2月23日木曜日

「攻め」の空洞化対策とは何か?




弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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政権の帰趨に関わらず、「空洞化」への対処は大問題だが、経済産業省の産業構造審議会は次のように説明している。担当部会長は、WBSなどでお馴染みの東大大学院・伊藤元重教授(引用写真↑)。
9.(承C Site2012-02-22)「攻め」の空洞化対策により、新産業分野を創出し、新たな付加価値を創造し、拡大する経済へと転換を支援すべきである。
10.「攻め」の空洞化対策とは、グリーンやライフなど、国内の潜在需要を掘り起こす産業分野、および、為替変動に強く、グローバル需要を取り込める高付加価値分野である。
11. 国内潜在需要発掘分野としては、ヘルスケア産業(医療・介護・健康関連サービス)、新たなエネルギー産業(蓄電池・節電サービス)、クリエイティブ産業(農業・食品など地域資源)がある。
12. 対為替高強度のグローバル需要対応分野としては、総合力で高信頼性を得る分野(インフラ・次世代自動車)、高ブランド力を確保する分野、グローバル・ニッチトップ分野(高機能素材・部品)がある。
13. これらの分野は、雇用を生み出す新産業の創出・海外市場開拓・イノベーションに直結する。従って、新産業の創出については、新たな支援の枠組みの検討(税・金融・規制緩和の政策メニューを集中投入)、グローバル需要の取込みについては、インフラ輸出やクールジャパン等の海外市場開拓(SANARI PATENT考察: クールジャパンでは、由紀さをりさんのNew York公演が日本語の美しさを全世界に感銘させた)、経済連携等によるグローバルなルール作り、海外収益の還流が、イノベーションについては、未来開拓技術開発・アジア拠点化の推進・IT融合による新産業創出を促進すべきである。
14. 更に、中小企業の潜在力発揮、国民の貴重な金融資産の効果的活用、産業構造転換を支える人材育成が重要である。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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