2011年12月26日月曜日

年賀TV番組に「人間、永守重信」(日本電産社長)登場の意義

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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新春1月2日の千葉テレビ、同4日のテレビ神奈川以下、各圏TVに「人間 永守重信」の登場が予告されているが、HDD用精密小型モータで世界首位の日本電産の創業者としてのみならず、レアアース不要のSRモータ事業買収に成功した日本電産社長のビジネスモデルを知ることは、極めて有益である。
上記番組の前半は、永守重信氏の次のHP挨拶(SANARI PATENT要約)で予想できる。
1. 「世界一になる!」、こんな目標を掲げて、私が仲間3人と日本電産を設立したのは、1973年だった。事業の中心に据えたのは、学生時代から研究し続けてきた精密小型モータだった。
2. しかし、至近は全く無く、自前の工場すら持つことができなかった。私達4人が持っていたのは、挑戦する気迫・独自の発想と技術力だけだった。
3. 1979年に、日本電産が世界に先駆けて実用化したブラシレスDCモータによるハードディスクの直接駆動方式は、この技術がなければ、その後のコンピュータの小型化実現しなかったと言われている。
番組の後半に期待するのは、日経新刊「企業・生存の条件」の次の記事(SANARI PATENT要約)である。
「米国電機大手エマソン・エレウトリックのモータ事業を、推定約600億円で買収した日本電産。2010年10月中旬、ミズリー州の本拠を訪れた日本電産社長の永守重信に、特許担当幹部が胸を張った。「このモータの特許だけで3億ドル、いや6億ドルの価値がありますよ」。
「レアアースを全く使わないSRモータ。電気自動車用の主流になるとされ、世界中で開発競争が進む。このモータの関連特許の半分をエマソンが握っていた。」
佐成重範弁理士所見→ レアアース問題の解決を日経は、代替技術・調達先多様化・中国企業と合弁の三つに求めているが、日本電産のSRモータ特許の取得方法に学ぶところは絶大である。
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